PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)という言葉を聞いたことはありますか?
私は20歳頃に産婦人科でPCOSと診断されています。
26歳になった今も改善しておらず、ずっとPCOSを抱えながら生活しています。
とはいっても、生活に支障が出るようなことはほとんどありません。
今回はPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)がどういった病気なのか、疾患者の私が色々調べてつけた知識をもとに解説していきます!
PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)とはなにか?
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS:polycystic ovarian syndrome)とは、若い女性の排卵障害では多くみられる疾患で、卵胞が発育するのに時間がかかってなかなか排卵しない疾患です。自覚症状としては、(1)月経周期が35日以上(2)月経が以前は順調だったのに現在は不規則(3)にきびが多い(4)やや毛深い(5)肥満などです。PCOSでは、超音波で卵巣をみると10mmくらいの同じような大きさの卵胞がたくさんできて卵巣の外側に1列に並び、なかなかそれ以上大きくならないことが特徴で、ネックレスサインと呼ばれます。
引用:聖マリアンナ医科大学病院生殖医療センター
簡単にいうと、卵巣の中に成長しきらない複数の卵があり1つが大きくなって排出されないから、正常の人に比べて自力で排卵することが難しい又は時間がかかる体質ということです。
もちろん排卵が起こりづらいということは、生理が不安定ということにもなります。
「昔から生理不順だったな」
「2,3ヶ月に1回しか生理が来ない」
という方はPCOSの可能性が高いと思います。
一度産婦人科を受診することをオススメします。
実は女性の20〜30人に1人の割合でみられると言われているそこまで珍しくない体質の1つなのです。
PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の特徴
どちらかというと色素や体毛は薄く痩せ型です。
なので少しでも月経に関して異常がある場合は必ず産婦人科に行くことをオススメします。
PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)で起こりうる問題
まず1番に気になるのが“妊娠”についてだと思います。
私は10代の頃から母になることへの欲が強く、早く結婚できたら早く子供が欲しいなと思っていました。
25歳で結婚して現在は妊娠を希望し通院しています。
20歳の頃産婦人科で
【将来妊娠しづらいかもしれない】
という言葉を聞いたときは悲しくて当時付き合っていた彼氏の前で泣いてしまった記憶があります笑
とは言ってもまだ若かったし結婚の予定なんて全くなかったので、その後はそこまで気にせず過ごしていました。
なぜPCOSだと妊娠しづらいのか
PCOSが直接的な不妊の原因になるという認識ではなく
排卵しにくいことによるチャンスの低さだと思っています。
通常28日〜32日周期で生理がくる人の場合、約1ヶ月に一度排卵しますよね。
でもPCOSの場合その排卵自体に問題があるので
なかなか排卵しないということは通常の人よりも時間がかかってしまうのです。
排卵しなければスタートラインにも立てないんですよね。
ただ逆を返せば排卵さえすればあとは正常の人と何にも変わりません。
排卵しやすくする排卵誘発剤などもあるので、まずは希望を持つことが大切です!
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PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)で今からできること
「結婚の予定はないからそのままでいいかな」
「将来子供は望まないから気にしていない」
という方もいるかと思いますが必ず病院に行ってください⚠︎
生理不順を放置しておくと子宮内膜増殖症や子宮体癌などの病気を誘発する可能性があります。
ピルで毎月生理を起こしたり、カウフマン療法という自力で排卵する癖をつける治療方もあります。
まずは産婦人科に行って自分に合ったやり方で改善していきましょう。
また、PCOSは肥満体質の方が多い傾向にあります。
《ダイエットで減量したらPCOSが改善した!》
という声を聞いたこともあります。
肥満体質の方はダイエットから始めてみるのもオススメです◎
まとめ
PCOSについて簡単に解説していきました。
PCOSは多くの女性が疾患しているポピュラーな病気で
不妊の原因の1つでもあります。
ただ排卵さえすれば妊娠の可能性も通常の人と変わりません。
その排卵をしやすくするために妊娠を視野に入れる前から治療したり
食生活や体重管理に気をつけたりすることが効果的です!
私も26歳になって妊活を始めて様々な知識がつきました。
これから授かれることを祈って治療を続けていきます!
妊活の詳細についても発信していこうと思いますのでぜひご覧くださいね♪